「教えて!あんしん電気さかいくん」コラム Vol.26

業務用エアコン交換&電気の契約見直しで電気代削減!

こんにちは。あんしん電気さかい 酒井央員(ひさかず)です。
今回は、業務用エアコンの交換に伴う、電気の契約見直しで電気代を削減できた実例をご紹介します。

江南市のリピーターのお客様より、お店の業務用エアコンから雑音がするので、交換依頼のご連絡をいただきました。
早速現地調査をすると、そのエアコンは設置から約25 年経過していました。写真は、交換工事のビフォーアフターです。
室内機の外見は変わりませんが、室外機はかなりコンパクトになりました。高さが約25センチも低くなっています。しかし、中身は進化しています。最新の業務エアコンは、高い省エネ性能で電気代を削減できます。

●古い業務用エアコン
天井吊形 P80 型(3馬力)シングル 三菱電機
寒冷地ではありませんが、ヒーター付きでした。
消費電力 冷房:3.24KW/暖房:3.38kw
最大容量組合時:電熱装置の消費電力5.2kw
中部電力の契約:低圧電力5kw

●新しい業務用エアコン
天井吊形P80 型(3馬力)シングル ダイキン:SZRH80BFT
電源:三相200V
消費電力 冷房:2.30kw/暖房:2.37kw
中部電力の契約:低圧電力2kw ※電気代削減!

業務用エアコン交換の際は、電気の契約(プラン)の見直しを!

同じ能力(馬力)の空調機なら、最新の業務エアコンの方が高い省エネ性能で電気代を削減できます。上述のように業務用エアコンは、ランニングコストが安いです。だからこそ業務用エアコンの交換の際は、電力会社の契約の見直しをするようにしてください。厳密に言うと、電力会社との動力の契約は、動力機器ごとの「負荷設備契約」が大半ですので、動力負荷設備を増設、減設、交換に関わらず、申請が必要となります!
業務用エアコンの消費電力によって、契約容量が決まります。
契約容量が下がれば、電気の基本料金が下がります。
動力(低圧電力)の契約は、ひと月1kW につき 1144円(税込)です。

契約見直し(負荷設備の変更申込み)の結果

中部電力の低圧電力契約で、負荷設備契約の「契約容量変更(減設)」という申請をしました。
今回の例は、同じ3馬力の業務用エアコンですが、古いエアコンがヒーター付きという事もあり、消費電力が高かった事もあり、契約容量が下がった結果、基本料金が大幅にコストダウンしました。
・契約容量: 5kw から2kw 契約に下がりました。
・基本料金: 約5,720 円から約3,432 円下がりました。

(ひと月1kw につき、1,144 円で計算。 1,144x3=3,432 円) 中部電力HP「低圧電力」より

業務用エアコンとは

業務用エアコンは、家庭用に比べて大型、丈夫で長時間の連続運転にも耐えうる設計になっています。
機能的にはシンプルなものが主流ですが、業務用エアコンを使用する場所は、店舗や事務所、工場などです。機器の稼働時間が一般家庭で使用する場合よりも、ずっと長時間になるので耐久性を重視したものになっています。
また、業務用エアコンは広い空間を冷暖房する為に、馬力(能力)が大きいのも特徴です。電源は、業務用の冷蔵庫や工場などの大型機械に使用されている三相3 線式(動力)が多く使われています。

業務用エアコンの形

業務用エアコンは、用途に合わせて様々なタイプがあります。「天井カセット形」、「天吊り形」、「床置形」、「壁掛け形」、「ダクト形」などもあります。
(家庭用エアコンにも「天井カセット形」や「床置形」などもあります)

電気は2種類ある!業務用の「動力」 と家庭用の「電力」

一般的に、みなさまのご家庭のエアコンで使用されているのは「電力」です。「単相」という電気の送り方です。

家庭用エアコンの電源は、単相100Vまたは単相200Vになります。

「動力」は「三相」という電気の送り方になっており、少ない電流で大きな電気を届けることができるのが最大の特長です。家庭に比べて冷房・暖房時の負荷がかかりやすく、より空調ワワーが必要な業務用途(事務所、店舗、工場)では「動力」タイプが採用されます。
業務用エアコンの電源は、三相200Vになります。(業務用エアコンにも「単相200V」の製品もあります)

あんしん電気さかいは、
電気工事(電力プランの見直し)と空調工事(業務用エアコン)を同時に行えます!

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