こんにちは。あんしん電気さかい 酒井央員（ひさかず）です。今回は、コンセントの豆知識をご紹介します。
近年は家電製品を多く使うようになり、コンセントの口が足りないと思っているかたは、少なくはないかと思います。特にリビングのテレビの裏、キッチン収納棚の炊飯器、電子レンジ、オーブントースター、ポットなどなど。お手軽で便利な延長コード（電源タップ、テーブルタップ）で、コンセントの口数を増やしているかと思います。
でも、延長コードの差しっぱなしはキケンなんです！
【事 例】電話台横のコンセントは、延長コードが差しっぱなし
江南市のお客さまから、
「コンセントが溶けてしまって、危ないから取り替えた方がいいと思って」
とご連絡をいただきました。
すぐに急行すると、コンセントの上の差し込み口付近が溶けていました。そして延長コードのプラグが、黒く焦げていました。リビングの電話代のコンセントです。電話機、インターネットの機械など、コンセント２口では足りないので、延長コードを２本使ってみえました。ずっと差しっぱなしの状態でした。新しく３口のコンセントに、取り替えさせていただきました。
【原 因】トラッキング現象！
恐らくコンセントと延長コードのプラグ部分に、『埃(ほこり)』がたまって起こる『トラッキング現象』が起こったと思われます。
トラッキング現象とは？
➝火災の原因にもなる、恐ろしい現象です！
長い間、差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間にはホコリがたまりがち。そこに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気の道をつくります。やがてはそこから放電をおこし、発火。これがトラッキング現象です。
トラッキング現象がおこりやすい電源プラグと、その対策
家具の裏など、ホコリのたまりやすい場所に長い間差し込んだままの電源プラグは要注意！まめにチェックしてホコリを拭き取りましょう。
洗面所や台所など、湿気が高く湯気や水滴が直接かかる位置にある電源プラグ。時々電源プラグを抜いて、乾いた布で水気をシャットアウトしましょう！
異常に熱くなった電源プラグや延長コード（テーブルタップ）などはキケン。すぐに使用をやめ、弊社に点検を依頼するか、新しいものに取り替えましょう。
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